窯跡の発見は初めて!登大路瓦窯郡発掘
11月9日(木) 18時38分

 平氏の南都焼き討ちで失われた興福寺を再建するため、瓦を焼いた可能性がある窯跡が奈良市内で見つかりました。こうした窯跡が見つかるのは初めてのことです。

 窯跡が見つかったのは県立美術館の北側で、かつては興福寺の境内であった場所です。県立橿原考古学研究所の調査で平安時代から鎌倉時代に瓦を焼いた窯跡、合わせて9基が見つかりました。いずれも縦約3.5m、横2.1mの平窯です。このうち最も新しい窯はその様式などから1181年に起きた平氏による南都焼き討ちで焼失した興福寺を再建するため、瓦を焼いていた可能性があるとしています。また出土した瓦も再建事業の実態をうかがう資料となっています。

県立橿原考古学研究所・宇野 隆志さん「検出した窯跡の一部の操業時期が南都焼き討ちと関連づけることができるようになったのが大きな成果 興福寺の中枢伽藍の発掘調査で出てきている資料と同一の模様のものが出てきている ここの瓦窯から焼かれて供給されていたという風に言えると思います」