娘と共謀 殺人は無罪 死体遺棄は有罪判決
2月5日(月) 19時00分

 娘と共謀して夫を殺害し、山林に遺体を遺棄した罪に問われた女の裁判員裁判で判決です。

 奈良地裁はきょう、死体遺棄について有罪判決を言い渡しましたが、殺人については無罪としました。判決を受けたのは奈良県安堵町の無職・川勝正枝被告(65)です。正枝被告は2016年9月、娘の陽子被告と共謀して、自宅で夫の弘さんの首を締めて殺害し、遺体を川上村の山林に遺棄した罪に問われていました。これまでの裁判で正枝被告は遺体を遺棄したことは認める一方「娘が夫を殺すとは思わなかった」と述べ、殺人への関与や共謀を否定していました。きょうの裁判で奈良地裁の西川篤志裁判長は死体遺棄については遺体を運ぶ車に、被告も娘も同乗していたことなどから共謀が認められるとしました。しかし、殺人については弘さんが自宅で誰かに殺害されたことは認める一方で、それが正枝被告である証明ができないと述べました。そして、殺人については無罪とし、死体遺棄についてのみ懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。なお、きょうの判決について奈良地検は「判決を精査し、上級庁と協議したうえで適切に対応する」とコメントしています。