生後6カ月長男暴行死 母親の責任能力争う
3月6日(火) 20時00分

 生後6カ月の長男に暴行を加えて、死亡させた罪に問われた母親の裁判員裁判が、きょうから奈良地裁で始まりました。母親は「気づいたら踏んでいた」と述べ、起訴された内容を一部否認しました。弁護側は当時、母親が精神的に不安定な状態にあり、完全に責任能力があったとはいえないとして争う方針です。

 傷害致死の罪に問われているのは川西町のアルバイト従業員、石川祐佳被告(23)です。起訴状によりますと石川被告は昨年3月、自宅で生後6カ月の長男の胸や腹を複数回踏みつけるなどの暴行を加え、死亡させたとされています。
 きょうの初公判で石川被告は「気づいたら踏んでいた」と起訴された内容の一部を否認しました。弁護側は石川被告は当時、子育てなどの様々なストレスを抱えていて、精神的に不安定な状態にあった。そのため、善悪を判断したり自分自身の行動をコントロールする能力が著しく低下していたとして完全に責任能力があったとはいえないと争う姿勢を示しました。
 一方、検察側は冒頭陳述で石川被告が「長男にイライラする」と夫に連絡していたり、警察に捕まるという意識から「転んだときに誤って踏んだ」と嘘の供述をしていたなどと指摘。責任能力はあったと主張しました。

ޗǃer@LINEAJEg