平城宮跡東院地区 宮殿内の調理場跡か
6月14日(木) 19時00分

 国の特別史跡・平城宮跡で行われた発掘調査で、井戸を伴った建物跡の傍で熱が加えられた跡が見つかりました。時の有力者などへ食事を用意する調理場の跡と見られています。

 調査が行われたのは平城宮跡の東に張り出した東院地区で、奈良時代に皇太子の住まいや天皇の宮殿などが置かれた場所とされています。そのうち、南北42メートル、東西27メートルの範囲で調査が行われ、そこから炭を捨てた穴や火を使ったとみられる跡が確認されました。東院地区では、去年の調査で奈良時代後半のものと思われる平城宮で最大規模の井戸の跡が見つかっていました。火を使った跡がその井戸の傍で確認され、井戸と建物を繋ぐ階段の跡も確認されました。

「前回の調査区で水を扱っていた場所、今回の調査区で火を扱っていた場所が分かったことから宴会等が行われていた、普段の料理が作られていたことが(分かったことは)歴史的意味があると思います」

 また、火を使った跡が確認された場所は奈良時代の末期には平らに整地されたことも分かりました。土地の利用方法が変えられたと見られていて、今後、調査の範囲を広げることで新たな発見に繋がるのではと期待されています。なお、現地説明会は今月17日の午前11時から行われます。

ޗǃer@LINEAJEg