桜井茶臼山古墳の木棺 初公開
8月24日(土) 18時58分

 桜井茶臼山古墳から出土した木の棺「木棺」の保存処理が終わり、県立橿原考古学研究所で初めて公開されています。

  桜井茶臼山古墳は、古墳時代前期に作られた全長200メートルにもなる大型の前方後円墳です。大和王権の大王クラスを葬った墓と考えられていて、このクラスの古墳から木棺が見つかった例は他にありません。木棺は、長さおよそ4.9メートルで、コウヤマキの丸太を刳り抜いて作られています。盗掘の際の破壊で、大きく切り取られている部分もありますが、棺の内側が平に加工されている様子や何かを収めたとみられる四角い穴など、埋葬当時の痕跡も見てとれます。木棺は昭和24年の調査で確認されていましたが、そのときは埋め戻され、平成21年に再び取り出されて、樹脂を染み込ませる保存処理や詳しい調査が行われていました。研究員の東影さんは、「かなり残り方が良くて、作った当時の姿を見ていただけるということが特徴だと思います、大王墓級の古墳の木棺が見られるのは、これが唯一の例で、かなり貴重だといえます」とインタビューに答えました。

 桜井茶臼山古墳の木棺の公開は、10月31日まで行われます。

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