奈良テレビ放送からのお知らせ
2025年5月
フジテレビの女性アナウンサーが出演者からの性暴力による重大な人権侵害の被害を受けた事案を踏まえて、当社でも全社員を対象に、関係者との会食等における性的ハラスメント被害の有無についてのアンケート調査を実施しました。
調査の結果、性被害(強制的な性行為や性的暴力など、身体的侵害が伴うもの)のような早急に対応すべき事案の申告はありませんでしたが、会食等の場で不快な思いをしたことがあるという回答がありました。今回のアンケート調査は無記名で実施したため、個人を特定したヒアリングなどは実施できませんでしたが、事案があった事については重く受け止めております。今後は申告のあったような事案が二度と起こらないように会社として対応して参ります。
性的暴力・ハラスメントは深刻な人権侵害です。安全で健康的な職場環境の侵害にもなり得ます。民間放送全体の人権意識やコンプライアンスを疑問視する声が高まる中、当社も人権尊重とコンプライアンス徹底に関する体制などの再点検を進めてまいります。
奈良テレビ放送では、今後も人権意識・コンプライアンス・放送倫理の向上にむけた取り組みを積極的に行います。社内研修の実施や相談窓口体制の強化を図り、働きやすい職場環境の整備と社員一人ひとりの人権意識の向上に努めてまいります。そしてこれからも視聴者やスポンサーの皆さまに喜んでいただけるような番組づくりを進めてまいります。