国の来年度予算案編成に向け 奈良県「最重点要望」として18項目盛り込む
2025.05.30 19:03
- 国の来年度予算案の編成に向けて、県や市町村からの要望を国会議員などに説明する会合が奈良市内で開かれました。

- 会合には、県選出の国会議員の秘書や市町村長などが出席しました。今回、国に対して知事が要望する「最重点要望」としてまとめたのは18項目です。このうち5項目が新規の要望で、近鉄橿原線の新駅設置と県立医大周辺のまちづくりの推進のほか、県中央卸売市場の再整備への支援などが盛り込まれています。また、世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都(きゅうと)」の史跡などの整備促進といった支援も引き続き要望項目に盛り込まれました。

- このほか各市町村からは小中学校の給食費の無償化や道路の整備促進など、73項目の提案・要望が示されました。

- なおこれまで県の「最重点要望」としていた近鉄大和西大寺駅の高架化事業については、県と奈良市、近鉄の3者で十分な議論ができていないことから除外し、事務レベルでの要望としています。