帝塚山学園の落雷事故受け 事故調査委員会の第1回会合
2025.08.07 19:25
- 2025年4月、奈良市にある帝塚山学園のグラウンドで発生した落雷事故を受け、再発防止策の検討などを行う調査委員会が設置され7日、1回目の会合が開かれました。

- 委員会は、弁護士や医師、気象台職員などで構成され、7日は委員と学校関係者13人が出席しました。
- はじめに、帝塚山学園の冨岡將人理事長は「責任を痛感している。提言をいただき、結果を真摯に受け止め、より安全な学校づくりをしていきたい」と話しました。

- 落雷事故は、2025年4月10日午後5時50分頃、帝塚山学園の第2グラウンドで発生し、部活動中だった中学生と高校生6人が救急搬送され現在も、男子中学生1人が意識不明になっています。
- 出席した委員によりますと会合では、学校側から事故当日の状況や第2グラウンドの設備、災害時の危機管理体制などをまとめた基本調査の内容が、説明されたということです。
- 委員会では、今後生徒らの聞き取りや現地調査を行い、事故原因の解明や、再発防止策の検討を進めていくといい、2026年2月をめどに報告書をまとめる方針です。
- 調査委員会 馬場智巌 委員長
- 「やっぱり1回起こると、落雷事故は致命的な結果をもたらしていることが、過去の事例を見ていても多い。100%防止に近づけていくという努力はしていかないといけないと思いますし、今後このようなことが起きないように、新しい提言が出来ればと思っています」
