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安倍元総理銃撃事件 第2回公判 検察側証拠調べと目撃者が証言
2025.10.29 19:02
安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告の第2回公判が開かれました。29日は検察側の証拠調べと証人尋問が行われました。
起訴状などによりますと山上徹也被告(45)は2022年7月、奈良市で街頭演説中だった安倍元総理の背後から手製のパイプ銃で銃撃したとして、殺人など5つの罪に問われています。28日の初公判で山上被告は「私がしたことに間違いありません」と起訴内容を認めています。
29日の第2回公判では、検察側の証拠調べと証人尋問が行われました。
検察側から、安倍元総理銃撃の前日、午前4時前に山上被告が旧統一教会が入っていた奈良市内のビルに向けて発砲した事件の防犯カメラの動画や付近の住民の供述、岡山県内で投函したルポライターへの手紙など犯行に及ぶまでの行動が証拠として示されました。
この後、目撃者として安倍元総理の応援演説を受けた参議院議員の佐藤啓さんが証言台に立ちました。
佐藤さんは「一瞬何が起こったのか分からない状態だった。混乱し、動揺し、何故、こんなことが起こるんだ、こんなことをするのかと怒りと悲しみが入り混じったような感情で涙を流しながらその場にいた」と振り返りました。そして「私のせいで命を失ってしまったという自責の念が堪えなかった。安倍元総理を慕う人々に申し訳ない」と述べました。
裁判では量刑や被告の手製銃をめぐって銃刀法などの法律上の解釈が争点となっており、30日は警察官や医師が証人として出廷する予定です。
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