卑弥呼と同じ時代・空間を生きた? 纒向犬の愛称決定!
2025.10.07 13:00
- 桜井市の纒向遺跡から出土した3世紀前半のイヌの骨をもとにつくられた復元模型について、桜井市は、広く募集していた愛称が決まったと発表しました。その名前は・・・

- 桜井市 松井市長
- 「こまきであります。」
- ひらがな表記で「こまき」。卑弥呼の「こ」。あるいは、かわいいや小さいを意味する「こ」という文字と、纒向(まきむく)の「まき」を合わせた愛らしい名がつけられました。

- 纒向遺跡では、邪馬台国の女王・卑弥呼の宮殿ともみられている大型建物跡の東側で、2015年、発掘調査の最中に館を囲んでいた溝から犬の骨が140点あまりみつかりました。骨の分析から、1歳半以上の若いメスと推定され、桜井市教育委員会と纒向学研究センターが復元調査を行ってきました。そして、2025年の春に出来上がった復元模型の愛称を、広く募集していました。桜井市によりますと、国内外からあわせて2143件の応募があり、多くの人に親しまれ、若いメスらしい名前を念頭に選考されたといいます。

- 桜井市纒向学研究センター 寺沢 薫所長
- 「(審査員)全員一致で決まった名前です。非常に上品ですし、古代的な名前だと、私個人は思っています。」
- 出土した骨の状況から、卑弥呼と同じ時代、同じ空間を生きていたかもしれない「こまき」。
- そんなロマンあふれる纒向犬(まきむくけん)の復元模型は、10月20日まで桜井市役所1階に展示されます。