奈良国立博物館「世界探検の旅 美と驚異の遺産」開催
2025.08.19 19:09
- 世界各地の民族文化を紹介し人類の歴史をたどる特別展が奈良国立博物館で開かれています。

- この特別展は奈良国立博物館開館130年、天理大学創立100周年を記念して開催されたものです。「世界探検の旅 美と驚異の遺産」と題し、考古資料や民族資料を中心に約220件が展示されています。8枚の花びらのような形の浅い器は「八曲長杯」という杯の一種で、酒器として使われていたとみられます。

- 正倉院にも中国の唐のものを真似て作ったとされる金銅八曲長杯などが収められており、東西の文化交流の一端がうかがえます。また、「マイ」と呼ばれる仮面は、パプアニューギニアで成人した男性が秘密結社に加入する儀式の際に着用していたと考えられています。

- 奈良国立博物館は「世界のさまざまな歴史と文化を知ってもらえれば」としています。この特別展は9月23日まで開かれています。