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奈良のニュース
紀伊半島大水害からまもなく14年 十津川村で水害慰霊祭
2025.08.20 17:41

 明治の大水害から2011年の紀伊半島大水害まで十津川村の水害の犠牲者を悼む慰霊祭が20日、行われました。


 十津川村では、1889年の明治の大水害で168人が犠牲に、また、2011年の紀伊半島大水害では、7人が亡くなり、6人が今なお行方不明のままです。慰霊祭で玉置村長は「水害から復興を成し遂げた先人の労苦に思いを馳せ」、「後世に水害の歴史と教訓を伝承し安全な村づくりを推進する」と決意を述べました。


十津川村 玉置村長

「村民の皆様が誇りに思える村を築き上げるため、一致団結、全力を尽くしてまいることをお誓い申し上げます」

 また、明治の大水害で十津川から移住して開かれた北海道・新十津川町からも町長らが参列し、慰霊碑に花を手向け、犠牲者を偲びました。

 紀伊半島大水害の遺族のうち市原光留さんは当時90歳の母親を亡くしました。

市原光留さん

「(祈りをささげて)ゆっくりしてくれと。(災害時は)自分が危なかったら逃げる、それしかないと思います。」

 また、両親を亡くした森光春さんは風化させないために毎年、慰霊祭に参列しています。

森光春さん

「私たちにとってはいろんな災害があっても紀伊半島大水害が一番の災害なんです。それを忘れてもらいたくない、こんなこともあったんだということを後世に伝えられればいいと、いつも思っています。」