帝塚山学園 落雷事故 調査委員会が第3回会議
2025.10.03 18:31
- 奈良市の帝塚山学園のグラウンドで発生した落雷事故を受けて、再発防止策などを検討する調査委員会が2日、3回目の会議を開きました。

- この事故は、2025年4月10日に帝塚山学園の第2グラウンドで発生し、部活動中の中学生と高校生6人が救急搬送されました。このうち、男子中学生1人がいまも意識不明のままです。調査委員会は、弁護士や医師、気象台の職員などで構成され、2日の会議では、当時の状況の聞き取りに向けて、対象となる人の選定と、尋ねる内容などを具体的に話し合ったといいます。

- 委員会はこれを踏まえ、報告書の取りまとめに向けた作業を進めます。
- 調査委員会 馬場智巌 委員長
- 「事故が起きた瞬間のみならず、そこに至るまでの部分であるとか、起きてしまったあとの対応の部分であるとか、そういうふうなところも含めて立体的に本件(この事故)が描き出せるし、それによって悲惨なことが起きないような提言ができるんじゃないかと期待しています。」

- なお、学校側は調査と並行し、グラウンドにおける雷の被害を防ぐ設備の増強について検討しているということです。