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奈良のニュース
県立橿原考古学研究所附属博物館 速報展「大和を掘る」など開催
2025.08.15 19:26

 県内にある遺跡の発掘調査の成果を紹介する速報展などが県立橿原考古学研究所附属博物館で開かれていて、多くの人で賑わっています。


 速報展「大和を掘る」は、おもに2024年度に県内の遺跡で行われた発掘調査の成果を出土品やパネルで紹介するものです。


 中でも注目は御所市の出屋敷北十三(でやしききたじゅうそ)遺跡で見つかったこちらの青磁碗です。

 遺跡では弥生時代から中世まで幅広く遺構が確認され、青磁碗は12世紀後半に当時の中国で作られたと見られます。


 曲物桶の中に収められているという珍しい状態で見つかり、遺物の損傷も少ない貴重なものだといいます。

 速報展ではこうした遺物を含め県内28の遺跡に関する資料が展示されています。


【県立橿原考古学研究所附属博物館 学芸係長・重見泰さん】

「お住まいの近くで必ずと言っていいほど発掘調査がされていますので、どういう遺跡でどういったものがでているのか見に来ていただければと思います。」


 また、博物館の別の会場では、奈良市の富雄丸山古墳で見つかった「三角縁神獣鏡」をはじめとする3面の鏡が特別公開されています。表面のクリーニングが終了し、樹脂でコーティングされる前の状態が見られるとあって、多くの考古学ファンが訪れていました。

 速報展「大和を掘る」は9月7日まで、3枚の鏡の特別公開は8月17日まで行われています。