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天理市「みんなの学校プロジェクト」 学校を残し地域をつなぐ
2025.05.23 19:20
全国では児童・生徒の減少に伴って統廃合される小中学校が増加するなか天理市では学校を残して地域連携を図る取り組みを進めています。
文部科学省によりますと2004年度からの20年間で廃校になった県内の公立の小中学校は103校に上ります。そんななか2022年度から天理市が進めているのが「みんなの学校プロジェクト」です。
天理市の福住小中学校ではこの日、中学2年生の9人が家庭科の授業で味噌づくりを学びました。講師を務めたのは校区内の公民館で長年活動を続けている藤尾和美さんです。
プロジェクトは学校を地域連携の軸として残し、公民館などの役割を盛り込むなどして子どもたちを地域全体で育て、支え合おうという取り組みです。
子どもたちの学習の機会を広げるほか地域住民の生きがいを生み出すことで地域コミュニティの弱体化の防止を目指します。
プロジェクトでは1部を学校教育、2部を学童保育など放課後・休日に子どもがする活動、3部を地域活動とする学校3部制を導入していて今回の味噌づくりの授業は1部に当てはまります。
生徒たちは衛生管理の方法など藤尾さんの教えをしっかりと聞きながら、楽しそうに長年引き継がれた味噌づくりを学んでいました。
【山田公民館で活動味噌づくりの講師・藤尾和美さん】
「きょうもほんとに楽しかったです。子どもと一緒に活動している中で自分の成長もみることができました。元気なうちではなく命ある限りこの地域と共に活動出来たらありがたい」
【天理市福住小中学校・森下知永子校長】
「地域の方が関わってくださいますと教員だけでは学べない多くのことが学べると思っています。1つひとつのことでも色んな角度から見て体でしっかりと覚えて深い学びができていると思います」
連携によって増える多くの体験に現場も期待を寄せています。市内ではプロジェクトの活動広がっており、今年度、最も多い学校で20を超える地域の団体が関わるということです。市では地域の多世代交流が活発になることで、緊急時の連携にも繋がると見込んでいます。
【並河市長】
「もし災害が起きた場合学校は避難所になりますが、いきなり知らない人たち同士が共同生活を始めましょうというのは難しい。普段から学校でお互いつながり合うような関係であってこそ、いざという時に助かる命をみんなで助けていくことにつながると考えています。」
一方学校に多くの人が関わることで課題となっているのが不審者の侵入などの防犯対策です。これに対し市では学校の入口に監視カメラを設置したほか、活動内容を事前に市に報告し、登録された人のみが校内に入れる仕組みを市内の9つの小学校に導入しました。
未来を担う子どもたちと地域をつなぐプロジェクト、人口減少に向き合うひとつの形として今後が注目されます。
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