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奈良のニュース
龍の頭を神輿に乗せて 平群町椣原で勧請綱掛け
2026.01.13 19:29

 平群町椣原(へぐりちょうしではら)で11日、地域に悪霊や疫病などが入らないように願いを込めた勧請(かんじょう)綱掛けが行われ、1000年以上続くとされる行事に今回、新たな動きがありました。



 平群町椣原の金勝寺(きんしょうじ)では地元の人たちが集まり、長い綱を作り上げました。27mもある雄綱(おんづな)と、12mの雌綱(めんづな)。


 雄綱に男性のシンボルを取り付けたあと年男に巻き付け、雌綱で束ねて一つにします。さらに、綱を丸めて人の上で転がし、その人の祈願や厄除けが行われました。




2026年は、平群中学校の生徒やOBがそれぞれの目線で撮影する取り組みも行い、後日、インターネット上に公開する予定です。


生徒は…

「いい写真が撮れたので良かったかなと思います。これからもいろんな人に(行事のことを)伝えていけたらなと思いました。」


椣原勧請綱掛け保存会山本栄二さん

「小さい頃に見聞きしたものとか参加したことは歳をとってからでも懐かしさがあったり、もう一回参加するにもハードルが低くなって「行ってみようかな」っていう気持ちになるので。」


そして今回、新たに加わったのが、「龍の頭」と「神輿」です。人々が竜田川に掛ける綱は、龍神をイメージしたものですが、頭をつけることで龍の感じをより表せるように作ったといいます。


 龍の頭と綱は神輿に乗せられ、いざ出発。地元では、高齢化や新たな住民の増加などで行事の伝承が難しくなってきたとして、2022年に保存会を立ち上げ、伝統ある行事をつないでいます。



クライマックスは、近鉄生駒線の鉄橋が架かる竜田川の上に雄綱を渡し、雌綱を支柱に巻き付ける作業です。


龍の頭を結わえて完成しました。


椣原勧請綱掛け保存会・山本栄二さん

「細々としている伝統行事がついつい先細りになっているのが実情ですが、人と人をつなぐ行事としての意味合いがそこにはあるとは思うんですけれども。古いものを続けるだけではなくてね。」


地元の人たちが綱を通じてつながり、地域の安寧を祈る行事は、2026年も無事に執り行われました。