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奈良のニュース
県内企業の景況感2期ぶり悪化 南都経済研究所調査
2024.11.25 18:33

 南都経済研究所が調査した県内企業の2024年7月から3カ月間の景況感が2期ぶりに悪化したことがわかりました。


 この調査は、県内企業対象に3カ月ごとに行われていて、今回は286社が回答しました。それによりますと2024年7月から9月の景気について、前の3カ月に比べて「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた企業の割合を差し引いた指数はマイナス12.9で、前回の調査より1.6ポイント低下しました。


 業種別にみると、製造業では原材料高を製品価格に転嫁する動きが見られたため前の期よりやや改善しマイナス15.7でした。一方、非製造業では、「ホテル・旅館」や「サービス業」で前の期に大幅改善した反動により悪化しマイナス10.5でした。


 南都経済研究所では「業種により景況感のばらつきが見られ、一時的な「景気の足踏み状態」という声もある。ただ、来期はインバウンド需要や所得環境の改善を背景に個人消費の回復なども見込まれ、緩やかな改善が期待される」としています。