奈良市 「犬猫殺処分ゼロ」 6年連続で達成
2025.04.30 19:11
- 奈良市は市の保健所で保護した犬と猫について、6年連続で殺処分ゼロを達成したと発表しました。

- 奈良市によりますと、2024年度に奈良市保健所で保護した犬と猫の数は前の年度から161匹減少し、過去最少の65匹となりました。このうち、自然死や治る見込みのないけがによる安楽死を除く「殺処分」は0件で、6年連続で殺処分ゼロを達成しました。

- 保護数が大幅に減少した要因としては、市が去年6月に飼い主のいない猫の不妊去勢手術費を全額負担する制度を開始したことから、保健所で引き取る必要のある猫が減少したことがあげられています。

- 【仲川奈良市長】
- 「犬猫の殺処分ゼロは日本中の自治体が目指しているところですが、実際に実現できるかどうかはかなり難しいと思います。これから県の保健所も含めて全国に、殺処分ゼロの取り組みやノウハウが広がっていけば嬉しいと思っています」