官製談合防止法違反の罪 前三郷町長に執行猶予付き有罪判決
2024.09.27 18:32
- 官製談合防止法違反の罪に問われていた三郷町の前の町長に対し大阪地裁は27日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
- 判決を受けたのは三郷町の前の町長森宏範被告(65)です。判決文などによりますと森被告は2020年に行われた町立保育園の建て替え事業の一般競争入札に先立ち、設計金額を町内の建設会社に漏らし、入札の公正を妨害したとされています。27日開かれた裁判で大阪地裁の御山真理子裁判長は「犯行は入札制度の根幹を揺るがす悪質なもの」で、「町政に対する信頼を損なった点も軽視できない」と指摘しました。
- その一方で、被告が事実を認め、すでに町長を辞職していることなどから一定の社会的制裁を受けているとして、懲役1年6カ月の求刑に対し、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。