節目の年へつながる想い 十津川村で酒米の田植え
2025.06.17 17:37
- 北海道・新十津川町の酒造会社の社長らが、町のルーツである十津川村で酒米の田植えを行いました。

- 17日、植えられたのは「吟のさと」という酒米の苗です。新十津川町の金滴酒造の名取重和社長と、十津川村の村長、地元の青年団が、互いに笑顔で声を掛け合いながら、一株ずつ丁寧に植えていきました。新十津川町は明治22年の大水害をきっかけに、十津川村の住民が北海道へ移住したのが始まりで、今も町と村は交流を続けています。金滴酒造はこの絆のもと、新十津川町と十津川村の酒米を使った「郷の心を醸造しています。今年の秋に収穫される米は、2026年に創業120年となる金滴酒造の節目を飾る酒になります。移住した人達が新天地に「新十津川」の名を刻んでから、まもなく140年。ふたつの十津川をつなぐ米の一粒一粒が、節目の年を彩ります。
- 十津川村 玉置村長
- 「新十津川町と十津川村の絆はこういうものだとしっかりと認識してもらえるように取り組んで行かなければならないと思います。」
- 金滴酒造 社長 名取重和さん
- 「お互いに切磋琢磨しながら良い米を作ってなおかつより絆が深くなればいいなと思っています」
