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奈良のニュース
食糧難のマリ共和国に支援米発送
2025.01.14 18:30

　食糧不足に苦しむアフリカのマリ共和国を支援する米が奈良市内から発送されました。


　支援米の取り組みは「食とみどり、水を守る奈良県民会議」と連合奈良が１９９７年から行っているもので、これまでで合わせて約１８トンの米を発送しているということです。この取り組みでは作付けされなくなった土地で稲作を行うことで、発展途上国に食糧を支援するとともに地域の農業を守ろうという狙いがあります。２０２４年は夏の猛暑やカメムシの被害などで米作りに大きな影響がありましたが、目標の２４０キロを収穫することができたということです。


生産者・森山欣哉さん

「マリの子どもたちがお米を食べて笑顔になってほしいという思いで、これからも耕作を続けます」


食とみどり、水を守る奈良県民会議議長・高榮耕平さん

「日本では田舎に行けば、たくさんのお米を作っています。お米が世界の飢餓防止に役立つのであれば、アジア・アフリカの子どもたちにも食べてほしい」


米は東京の民間ボランティア団体を通じて航路と陸路で３カ月ほどかけて現地に届けられます。

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