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奈良のニュース
平城宮跡　夏鳥たちの小さな写真館
2025.06.25 19:39

　平城宮跡とその周辺に集まる夏の野鳥を捉えた写真展が今、平城宮いざない館で開かれています。


　平城宮跡にあるヨシ原で、約６万羽のツバメが羽を休める奈良の夏の風物詩「ツバメのねぐら入り」の写真。


　この写真展は、市街地に隣接していながら、年間通して１００種類を超える鳥が訪れ生活するという、平城宮跡周辺の素晴らしさを知ってもらおうと開かれたものです。


　展示されている写真を撮影したのは大阪府在住の写真家・薮重幸（やぶしげゆき）さんで、２０年近くこの地で撮り続けた野鳥の中から夏に見られる鳥の写真が紹介されています。



　また平城宮跡周辺は、この地を訪れる１００種類をこえる鳥のうち約３割の鳥が子育てをする繁殖地としても知られており、その中には、絶滅危惧種の鳥、コアジサシの繁殖も見られるといいます。


写真家・藪重幸さん

「山があったり古墳があったりと湿地や池や草原があったりと、ここは鳥が生活する場所、繁殖したり長居する場所でもあり、鳥にとっては非常に貴重な場所だと思います」


　この写真展は、７月３１日まで平城宮いざない館で開かれています。

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