日本の国蝶・オオムラサキの羽化がピーク
2025.06.12 18:57
- 鮮やかな青紫色の羽を持つ日本の国蝶、オオムラサキの羽化がピークを迎えています。
- 明日香村にあるちょうちょランド、「日本の国蝶オオムラサキハウス」では、幼虫がさなぎとなり次々に羽化しています。この施設では、オオムラサキの飼育家、林太郎さんが繁殖と飼育を続けています。
- タテハチョウ科のオオムラサキ。オスの羽は、鮮やかな青紫色をしており、この上ない美しさがあります。

- かつては全国で見られたオオムラサキも、雑木林の減少などでその数を減らし現在、環境省レッドリストの準絶滅危惧種に指定されています。
- 橿原市昆虫館職員 オオムラサキ研究家 林太郎さん
- 「将来は、自然でたくさんオオムラサキを見ていただけるような環境を整えることが、あらためて大事だということを、この飼育で学んでいるところです」

- 林さんは、6月15日、21日などに飼育ハウスでのオオムラサキの見学会を、国営飛鳥歴史公園との共催で行う予定です。

- また、林さんが勤務する橿原市昆虫館でも、7月6日までの土曜日と日曜日に、オオムラサキを観察するイベントを実施します。