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奈良のニュース
紀伊半島大水害から14年 五條市大塔町で慰霊祭
2025.09.04 19:08

 土砂災害などにより甚大な被害が発生した紀伊半島大水害から14年を迎え、五條市大塔町で慰霊祭などが営まれました。



 2011年9月4日に発生した紀伊半島大水害では、台風12号の記録的大雨により各地で土砂災害が発生しました。このうち五條市大塔町では、8人が亡くなり、未だ3人の行方が分かっていません。


 4日は遺族や五條市の平岡市長などが参列し、僧侶がお経を読み上げる中焼香を行いました。平岡市長は決して忘れないという思いを胸に、次世代に継承し続けたいと決意を述べました。


 そして、参列者が祭壇に白い菊の花を手向け、犠牲者に祈りを捧げました。


【祖母を亡くした向耕平さん】

「何年経ってもやっぱり悲しい気持ちは変わらないです。この会は1年に1回思い出す会ではなく、年中忘れずにいる思いをこの日1日で形にする会だと思っているので、今後も(災害発生から)長い短い関係なく足はしっかり運んでいきたいと思っています」


 大塔町では、山の斜面とその下の岩盤から崩れる深層崩壊が起こり、土石流が対岸の集落を飲み込みました。崩落した山の斜面を安定させる工事などは終了していますが、整備後も木々のない崖のような斜面が被害の大きさを物語っています。