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奈良のニュース
県立大和民俗公園 再現展示「戦時下のくらし」
2025.08.13 18:42

 大和郡山市の県立大和民俗公園では、戦時中の人々の生活を再現した展示が行われています。


 この展示は、例年「終戦の日」にあわせて開かれ、今回は「モノとコトバ」をテーマにしています。



 公園内の古民家では戦時中の奈良の暮らしが再現され、金属の供出によって代用された土釜(どがま)や、綿(わた)から糸を紡ぐために使われた道具など、80年あまり前の太平洋戦争中に実際に使われていたモノが証言記録とともに並びます。


 こちらは、戦時中に女性が着用していたもんぺ。「もんぺを着て家を出るときには、無事に帰れるだろうかと、戦場にでも出る思いだった」。その時代を生きた人々の証言から、モノに宿る記憶が呼び起こされます。


 「召集令状を見て泣き叫ぶ新妻の声が、今でも耳を離れない」という証言からは、戦争に翻弄された人々の悲しみが感じられます。


 戦争の愚かさを心に刻み、平和の尊さに思いを寄せるこの展示は、8月30日まで開かれています。