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奈良のニュース
県立医大附属病院 睡眠医療・呼吸管理センター開設
2025.09.23 19:23
 体のさまざまな不調につながる睡眠障害の改善に向け、適切な治療にあたる専門の拠点として、県立医大附属病院に睡眠医療・呼吸管理センターが開設されました。これは、県立医大が22日の記者会見で明らかにしたものです。


 一般的に、睡眠時無呼吸症候群の治療には、装置を使って気道に空気を送り続けるCPAP療法が知られていますが、効果が出ない患者もいるといいます。

 そこで、県立医大附属病院では、舌を動かす神経に電気の刺激を与える機器を体内に埋め込み、舌を収縮させて気道を広げる舌下神経電気刺激療法を2022年、西日本の医療機関で初めて導入しました。


 これまでに10の症例で治療が行われ、効果を上げているといいます。

 そして、患者ごとのより適切な治療につなげるため、静かな環境で検査できる個室などを備えた睡眠医療・呼吸管理センターを整備し、9月1日付で開設したものです。

 病棟内に設けられたセンターは、さまざまな診療科を横断したチーム医療の体制で、県立医大によりますと、国内唯一ということです。


 県立医大附属病院 睡眠医療・呼吸管理センターセンター長 山内基雄さん

「個々の患者に合った適切な治療法をきっちりと評価して提供していきたいと感じています。」