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奈良のニュース
建設候補地の再選定に向けて議論　奈良市クリーンセンター建設計画策定委員会
2024.11.06 18:04

　奈良市の新しいごみ処理施設「クリーンセンター」の建設候補地の再選定に向けて、有識者などでつくる委員会が開かれました。


　奈良市は老朽化が課題となっている「環境清美工場」に代わる新しいクリーンセンターの建設に向けて、２００６年に建設計画策定委員会を設置し候補地の選定などを行ってきました。市はこれまで七条地区を候補地としてきましたが、選定へのプロセスについて地元や市議会からの反発を受け、２０２４年７月、七条地区を含めて候補地を選定し直すことを表明しました。


６日、奈良市役所で開かれた６６回目の委員会では、これまでの経緯が説明された上で、仲川市長から候補地の選定について多角的な視点からの審議を求める諮問書が、中川幾郎委員長に手渡されました。


委員からは、候補地の再選定においては２００７年に１５カ所の候補地が選定された「一次選定」の条件に照らし合わせて行うことが提案されました。条件には１０ｈａ以上の空き地であることや半径３００ｍ以内に学校や病院がないことなどがあげられています。


委員長を務める帝塚山大学・中川幾郎名誉教授

「誰一人取り残すことなく意見を言い尽くしてもらうということが大事だと思います。反対であろうと賛成であろうと。」


仲川市長

「これまではどちらかといえば私や市が『これで行くんだぜひご理解を』と温度が高かったかもしれませんが、委員の皆さんに主体的にご議論いただいて、客観性を持った委員会として議論をしていただくということが、ひいては議会の理解にもつながっていくだろうと」


なお、次回の委員会は１２月２０日に開かれる予定です。

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