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天理参考館所蔵 3枚の三角縁神獣鏡 富雄丸山古墳から出土の可能性高まる
2026.01.30 18:45
天理大学附属天理参考館が所蔵し、富雄丸山古墳から出土したと伝わる3枚の銅鏡について、奈良市教育委員会と天理参考館は鏡が富雄丸山古墳から出土した可能性が高まったと明らかにしました。
奈良市にある富雄丸山古墳は、4世紀後半に造られたとされる国内最大の円墳で、墳丘にとりつく「造り出し」の部分から、これまでに出土例のない長大な蛇行剣や鏡が見つかり注目を集めました。古墳の主が埋葬されたと考えられる頂上の部分は明治時代に盗掘されていて、天理大学附属天理参考館には富雄丸山古墳で出土したと伝わる三角縁神獣鏡3枚が所蔵されていますが、その由来は明らかになっていませんでした。
奈良市教育委員会がデジタルマイクロスコープを使って鏡の面を調査したところ、いずれも表層が削り取られるほどよく磨かれていたことが分かり、研磨剤とみられる赤色の顔料も新たに確認されました。
3枚の鏡は製作された時期が異なるものの、研磨状態が同じであることから副葬する際に改めて磨いたと考えられるということです。また、天理参考館では副葬時の鏡の重なり方を調査し、このうち最も上側の鏡には、他の副葬品が重なっていたとみられるさびの痕跡が新たに見つかりました。そしてその痕跡は、富雄丸山古墳から出土し現在は京都国立博物館に所蔵されている勾玉のような形の銅板2枚と形がほぼ一致したことが分かりました。
奈良市教育委員会 村瀨陸さん
「(勾玉状の)銅板というのが唯一無二の形状をしている銅板だったので、それが乗っていたということで(伝富雄丸山古墳出土)三角縁神獣鏡の「伝」が外れる確度が高まったと思っています。富雄丸山古墳の古墳としての評価をしていく上で、資料が増えたということは非常に重要な意義があるのではないかと考えています。」
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