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奈良のニュース
「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録に向け 橿原市 奈良県内初の世界遺産条例制定へ
2025.06.04 19:04

 橿原市は、2026年の世界遺産登録を目指す「飛鳥・藤原の宮都」について、遺産の保存・活用に向けた理念などを盛り込んだ条例を制定すると発表しました。


 「飛鳥・藤原の宮都」は中国や朝鮮半島との交流を通じて日本で初めて中央集権体制に基づく宮都が成立した過程を示す遺産で、明日香村・橿原市・桜井市にある宮殿跡や寺院跡、古墳などあわせて19の資産で構成されています。このうち橿原市は「藤原宮跡」や「本薬師寺跡」など4つの資産が市内にあります。


 橿原市の亀田市長は2日、世界遺産登録に向けて県内で初めて「世界遺産条例」を制定すると明らかにしました。条例案には「基本理念」として、世界遺産の保存・活用は遺産が持つ普遍的な価値を維持または向上させて将来の世代へ引き継いでいくことや、行政や民間の関係者が緊密に連携することなどが盛り込まれました。


 また市民などの役割として、世界遺産周辺の環境の保全に影響を及ぼさないよう配慮することなどが盛り込まれています。

橿原市・亀田市長

「条例を制定することによってさらに機運を醸成できるし、しっかりと保護活用の推進を図っていくことにつながれば。」


条例案は5日開会の市議会の6月定例会に提出し、可決されれば2025年8月1日から施行するとしています。