9日(木)

北部
南部

10日(金)

北部
南部
  • ただいま放送中
  • 10:00
  • 元気ノ国テレビショッピング〜梅真珠〜
  • 次の番組
  • 10:30
  • テレビショッピング
奈良のニュース
壷阪寺 仁王像を解体修理に向けて運び出し
2023.08.10 18:35

 高取町の壷阪寺で、仁王門に立つ2体の像が解体修理のため運び出されました。


 壷阪寺の仁王門は、鎌倉時代に建立されたあと、何度か移転したとされます。睨みを利かせ、伽藍を守ってきた2体の仁王像は、高さおよそ3.4メートルと日本の仁王像の中でも有数の巨大さです。

しかし、雨や風に長年さらされた影響で劣化が進み、特に向かって右側の阿形像は、右の手首が落下するなど激しく傷んでいるため、全面解体修理に向け、10日運び出しの作業が行われました。

仁王像は、2026年3月にかけて奈良国立博物館で修理される予定です。


向かって左に立つ吽形像の足を支える部材には、安土桃山時代の「慶長17年」という年号が記されており、寺によりますと仁王像はその時期に造られたか修理されたとみられ、大掛かりな解体修理は、それ以来400年ぶりになるかもしれないということです。


壷阪寺 住職 常盤勝範さんは

「3年間長い年月ですけれども、(修理の過程で)いろんなものが分かるようになるんじゃないかと思います。だいぶ傷んでしまいましたし、きれいになって戻ってきていただきたいという気持ちでいっぱいです。」と話しています。