災害時の各機関の連携強化へ 近畿府県合同防災訓練
2025.10.26 18:48
- 大規模な災害に備え、近畿と周辺の各県による合同防災訓練が、25日と26日に県内各地で行われました。

- 近畿2府4県と福井・三重・徳島の各県は、大規模な災害が発生した場合の広域的な応援や受け入れ体制を強めるため、毎年、合同で防災訓練を行っています。
- 奈良県では9年ぶりの開催で、警察や消防、自衛隊などあわせて約2,000人が参加しました。
- 訓練は、中央構造線断層帯を震源とする大規模な地震が発生し、広陵町や高取町で震度6強を観測したほか、土砂災害などの甚大な被害が発生したという想定で行われました。
- このうち、広陵町のスポーツ広場では、26日、壊れたビルに取り残された人や、倒壊した建物の下敷きになった人を助け出す訓練のほか、土砂崩れの現場で土砂に埋まった車や家などから人を救出する訓練が繰り広げられました。

- 県広域消防組合の幹部は、能登半島地震で被災地へ出動した際に感じたことを踏まえ、県民に備えてほしいポイントを語りました。
- 県広域消防組合消防本部 方面総括隊長 山本雅史さん
- 「現場に行ってそこの状況を把握するのがなかなかスムーズにいかないです。地元の関係者の情報はかなり重要ですので、普段から近所でのつながりを重視して、もしもの時に情報を出していけるような態勢を作っていただければありがたいなと考えています」
