2024年の企業倒産 3年連続増加
2025.01.16 19:23
- 県内で、2024年1年間に倒産した企業は110件で、3年連続で増加したことがわかりました。

- 民間の信用調査会社東京商工リサーチ奈良支店によりますと、2024年1年間に1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は110件でした。3年連続で増加し、前の年に続いて100件を超えています。産業別にみると「サービス業他」が最も多く、次いで「建設業」「製造業」となっています。新型コロナ関連の倒産は23件でした。

- 負債総額は、前の年の2倍近い138億4300万円で、4年ぶりに100億円を超えました。これはこんにゃく製造のオーカワと、その関連会社による68億円を超える大型倒産で引き上げられた形です。
- 東京商工リサーチ奈良支店では「コロナ禍以降、比較的小規模な倒産が中心となっているが、ここへきて数億円の負債を抱えて倒産するケースも増えている。2025年は大阪・関西万博への期待があるものの物価高と人手不足で、今後も倒産件数は高水準の可能性が高い」と話しています。
