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奈良のニュース
ユネスコの研修 海外の若手専門家が木造建造物の修復など学ぶ
2023.09.12 18:28

 世界遺産の保護などに取り組む海外の若手専門家の研修が県内で行われていて、12日は東大寺の持仏堂で調査や修理方針をつくる実習を行いました。

 この研修はユネスコ・アジア文化センター奈良事務所が、文化遺産の保存や修復に携わる若手専門家を招いて行っているものです。ことしは木造建造物の保存と修復をテーマに、インドやバングラデシュなどアジア太平洋地域から15人が参加。


12日は、東大寺の持仏堂で建物の調査とその修理方針を考える実習を行いました。東大寺持仏堂は1700年代に現在の桜井市にある談山神社に建てられ、1949年に東大寺に移築されました。漆塗りの柱や金箔が貼られた壁など創建当時の装いが残るほか、移築を経て改修された箇所もあります。傷み具合や部材の特徴、改修のあとなどを実際に見ることで、修理方針を立てるための知識や感覚を養うことができるといい、それぞれのグループでは様々な観点から修理方針を考えていました。


フィリピンから参加 ドンキング・オブディン・ロケさん

「木造の建物がこれほど長い間歴史を超えて残っていることに、非常に感銘を受けました。修復を行うにあたっては、事前の計画が一番大事だと思います。日本で行われている修復のシステムをフィリピンでうまく取り入れたいと思います。」


 研修は21日まで行われ、田原本町の多神社の修理現場などを見学する予定です。