審議会 奈良労働局長に答申 県内の最低賃金を改定 1,051円へ
2025.08.08 20:01
- 県内の最低賃金について話し合う審議会が8日、開かれ、今より65円上乗せした1,051円とするよう、奈良労働局長に答申しました。

- 国の審議会は8月4日、最低賃金の引き上げ額について、全国平均の目安を今より63円引き上げ、1,118円としました。これを受け、県内の最低賃金について話し合う審議会は8日、今より65円引き上げて時給1,051円とすることを全会一致で決め、奈良労働局の石崎琢也局長に答申しました。

- 引き上げ額は、今の方法で最低賃金を決めるようになった2002年度以降、最大で、引き上げは22年連続です。労使の代表者や有識者による審議会では、国が示した基本額に奈良の経済状況を踏まえて2円プラスしましたが、事業者側の負担が大きくなることを踏まえ、政府の助成金などを申請する準備期間が必要としました。

- このため、新しい最低賃金は11月16日から適用される見通しです。