相撲館「けはや座」 大型力士をテーマに企画展
2025.12.05 20:13
- 大型力士に焦点を当てた企画展が、葛城市の相撲館「けはや座」で開かれています。

- 会場には、江戸時代から平成にかけて、当時の平均よりも体重や身長が大きくかけ離れた「大型力士」の、写真やパネルなどおよそ80点が並びます。戦後間もないころまでは、小さな力士が多く、平成から力士の大型化が進んだといい、現在の一般的な大きさと変わらない力士でも、当時では珍しかったといいます。
- こちらは、昭和初期に活躍した関取・出羽ヶ嶽(でわがたけ)です。

- 身長206センチ、体重195キロで、他の力士との取り組みの様子がわかるパネルでは、身体の大きさの違いが一目瞭然です。また、江戸時代には、力士は大きい方が威厳があるとされていたといい、文献によって記された身長が異なるなど、誇張していた様子が伺えます。
- 相撲館「けはや座」・小池 弘悌さん
- 「(江戸時代は)いろんな文献によって、身長、体重の紹介の仕方が違うところがある。その辺の矛盾点とか、当時の瓦版にも当時の力士の紹介が書いていますので、どのような意図があって紹介していたのかというのを見てもらうのも、展示の一つの楽しみではないかなと」

- 企画展は2026年3月30日まで開かれています。