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奈良のニュース
郡山高校元監督　森本達幸さん死去
2023.06.26 18:30

県立郡山高校野球部を春夏あわせて１１回の甲子園出場に導いた元監督の森本達幸さんが２４日、亡くなりました。８８歳でした。

　「一生感動、一生青春」その言葉とともに高校野球を生きた森本さん。高校時代に甲子園出場を果たせなかった悔しさを忘れることはできず、１９６３年、母校である郡山高校の監督に就任しました。格上相手に考える野球で技術面をカバーし、１９７１年には当時の奈良県勢で初の甲子園ベスト４に進出。そこには選手との強い信頼関係がありました。


森本さん

「目を見たら監督が何を選手に要求しているのか、監督も選手の目を見たら彼らが何をしたがっているのか、読めるように勉強しましたね。」

　高校野球は私学全盛を迎える中で、森本さん率いる郡山は天理・智辯学園と３強を形成。４７年の監督生活で春夏あわせて１１回の甲子園出場を果たし、敗れた試合でもその戦いは輝きを放ちました。


森本さん

「高校野球は私にとって青春でした。一生青春一生感動を与えてもらいました。私はこの言葉が大好きでやってきましたが選手にありがとうといいたいですね。」


２００９年に引退後も名誉監督として母校、そして高校野球を見守ってきた森本さん。２４日、心不全で亡くなりました。

なお通夜は６月３０日午後７時から、葬儀は７月１日午前１１時から大和郡山市の永慶寺会館で営まれる予定です。

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