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奈良のニュース
奈良県桜井市のごみ焼却施設 ばいじん処理物 基準値の3倍のダイオキシン検出
2025.05.12 19:16

 桜井市はごみ焼却施設で発生したばいじん処理物から、基準値の約3倍のダイオキシン類が検出されたと発表しました。この施設は大規模な改修を終え、4月1日から焼却処理を始めたばかりでした。


 桜井市・松井市長

「多大なるご心配、ご迷惑をおかけしましたこと、心からおわびを申し上げたいと思います。誠に申し訳ございませんでした。」


 桜井市では、ごみ焼却で発生した灰と、すすなどの中に含まれる微粒子を集めたばいじんを、大阪湾広域臨海環境整備センターに持ち込み、埋め立て処理をしています。

 市は4月8日にセンターに搬入したばいじん処理物から、基準値の約3倍の9.6ナノグラムのダイオキシン類が検出されたと発表しました。これにより市はセンターからばいじん処理物の受け入れ停止措置を受けています。


 2002年から稼働している桜井市グリーンパークは2025年3月に大規模な改修工事が完了し、4月1日から焼却処理を開始しています。稼働前にも焼却炉の試運転が複数回行われましたが、異常は見られなかったといいます。


 市はごみ焼却炉を点検し、ダイオキシン類が基準値を超えた原因を調べていて、再稼働のめどは立っていないということです。

 なお、グリーンパークをめぐっては2025年3月に資源ごみを回収・処理する別の棟=リサイクル棟で火事が発生していて、現在も復旧していません。


 なお桜井市は焼却炉の停止でごみが処理できていないことから、周辺の市町村への搬入を検討しているということです。