県の災害応急対策検討部会 五條市の南部中核拠点 3段階で整備
2025.05.27 17:54
- 県全体の防災体制を有識者らが検討する部会の7回目の会議が開かれ、五條市の「南部中核拠点」について3段階に分けて整備する方針が了承されました。

- 約64ヘクタールの県有地に計画されている五條市の「南部中核拠点」は地震などの大規模な災害に備えてヘリパッドや他府県からの応援部隊を受け入れるベースキャンプなどを整備することになっています。26日の部会ではこの「南部中核拠点」について3つの段階に分けて整備する方針が確認されました。それによりますと第1段階では今年度中にヘリパッドや通路を先行整備し、第2段階では支援物資の保管庫、それに宇陀市から移転する消防学校など主要な施設を整備するとしています。そして第3段階としては他府県からの支援部隊を受け入れるベースキャンプなどを整備するとしました。
- また、消防学校はより実践的な訓練を行うため、敷地面積を現在の消防学校の約4倍である約4.4ヘクタールに広げることを想定しているとしました。なお、県では消防や警察、自衛隊などの関係機関でつくる連絡会議を新たに立ち上げ、防災拠点の具体的な運用方法などについて議論を進めるとしています。