4月の県内企業の倒産 件数、負債総額ともに増加
2025.05.18 19:13
- 4月の県内企業の倒産は、件数、負債総額とも小口の倒産を中心に増加していることがわかりました。

- 民間の調査会社・東京商工リサーチ奈良支店によりますと、4月1,000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は13件で、4カ月ぶりに2桁となりました。
- また、負債総額は4億2,700万円で、件数、負債総額ともに前の年の同じ月を上回っています。
- 内訳をみると、小口の倒産が中心となっており、負債別では「1,000万円以上5,000万円未満」が11件、従業員別で「5人未満」が12件といずれもほとんどを占めています。

- 東京商工リサーチ奈良支店では「コロナ禍以降で最大の経済変動を迎えている。コメの価格をはじめとする物価高騰や人手不足に加え、アメリカとの関税交渉や為替相場の影響等、不確実性が高まる中、引き続き小口主体で倒産が増加する可能性が高い」としています。