県立民俗博物館の収蔵庫不足問題 資料の除籍マニュアル案を議論
2025.06.11 18:40
- 収蔵スペースの不足が課題となっている県立民俗博物館について、資料の収集や保存のあり方を検討する3回目の検討委員会が開かれました。

- 1974年に開館した県立民俗博物館は大正から昭和初期の生活用具や農具など約4万5000点を収蔵しています。
- しかし資料の約半分は本館の収蔵庫に入りきらず、プレハブの倉庫など別の施設で保管していることなどから、県は有識者による委員会を立ち上げ、今後の資料の収集・保存のあり方について議論をしています。
- 11日の委員会は約2時間半にわたって非公開で開かれ、収集・保存の方針案のほか県側から、博物館の資料の登録を抹消する「除籍」に関するマニュアル案が提示され、意見が交わされたということです。マニュアル案には除籍となる資料の基準や除籍する際の手続きの流れなどをまとめています。
- 県文化財課 杉村和彦課長
- 「方針というものを、まずははっきり決めないと、それに従うマニュアルが決まっていかないので、目標通り今年度中に委員の意見をいただきながら決めたい」
