県感染症対策連携協議会の部会 避難所の感染症対策へ提言
2025.09.18 18:48
- 県の担当者と関係機関などがつくる県感染症対策連携協議会の外来・在宅医療部会が、避難所での感染症対策について、県に政策提言したことが分かりました。

- これは部会長を務める県医師会の安東範明会長が、18日の医師会の定例会見で明らかにしました。
- それによりますと、2025年6月に県内の市町村の現状を調査したところ、避難所の設営・運営に関するマニュアルを作成済みとした26市町村のうち、10市町村が作成に保健衛生部局が関与しておらず、3町村はマニュアルに感染症対策の記載がないといいます。また、多くの市町村が感染症対策の知識不足や支援方法を課題に感じているといいます。

- 部会では、県主導で避難所の感染症対策の標準様式を作成し、すべての市町村に提示することなどを提言としてまとめ8月、県に提出したということです。
- 部会長を務める安東会長は、「奈良モデル」を確立し、国の防災基本計画などへの反映につなげたいとしています。
