1年のほこりなどはらう 薬師寺 お身拭いで迎春準備
2025.12.29 18:38
- 県内で新年を迎える準備が進むなか、奈良市の薬師寺では、仏像に積もったほこりなどをはらう「お身拭い」が行われました。
- 薬師寺の本尊である国宝・薬師三尊像が祀られている金堂では、はじめに、仏像の魂を抜く法要が営まれました。
- そして、青年衆と呼ばれる全国から集まった学生が中心のボランティア約40人が、僧侶と一緒に、1年でたまったほこりや汚れを拭っていきました。
- 堂内にお経が響く中、仏像の凹凸面や台座の裏までがお湯に浸した白い布で丁寧に拭かれ、参拝者は艶やかな姿になった仏像に静かに手を合わせていました。
- 初めて訪れた人は「(仏像が)みるみるきれいに、きらきらなっていくのと、1年に1度のことなので、気持ち良いだろうなと思いながら見ていました」「自分自身が、気持ち新たになっていくような感じがして、また来年も頑張ろうと思いました」と話していました。