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奈良のニュース
３年ぶりに増加　２０２３年度　ＤＶの相談件数　８９８件
2025.03.10 18:51

　２０２３年度、県に寄せられたＤＶ＝ドメスティック・バイオレンスの被害の相談は８９８件で３年ぶりに前の年度より増加したことがわかりました。


　県の発表によりますと、２０２３年度に県の中央こども家庭相談センター、高田こども家庭相談センター、女性センターで受け付けたＤＶの相談件数は、前年度より約２６％増えた８９８件でした。２０２１年度から減少が続いていましたが３年ぶりに増加に転じました。


　内訳では、婚姻届出がある配偶者からのＤＶが６３２件と全体の約７割を占め次いで離婚済みの配偶者、親などとなっています。


　相談者の年齢は、４０歳代が最も多く、３０歳代とあわせて約半数を占めますがすべての年代から相談が寄せられています。また、ＤＶの被害に遭った人のうち、施設に一時保護されたのは３４人でした。


　県では、「ＤＶは、被害に遭っている当事者が気づいていないことも多い。疑われる場合は、周囲の人からも、センターや警察などに相談してほしい」としています。


　内閣府の相談窓口「ＤＶ相談＋」は、電話番号０１２０‐２７９‐８８９番で２４時間対応です。また、日中は県の相談センターでも受け付けています。


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