土砂災害に備えて 避難所移転補助決定受け 五條市長が県庁へ
2025.12.23 19:01
- 土砂災害のリスクが高い地域にある避難所を、安全な場所に移転させる県の補助事業に決定したのを受けて、五條市の平岡市長が県庁を訪れました。

- 五條市では、2011年の紀伊半島大水害で甚大な被害を出した大塔町宇井地区にある避難所や、地域の住民が避難するためのルートが、土砂災害の危険度が高いとして県が指定するレッドゾーンの中にあるといいます。
- このため市は、かつてこの地域の避難所として使われ、2022年に閉館した温泉施設「ふれあい交流館」に戻してほしいとする住民の声を尊重し、再移転を計画しました。

- そして先月、これを可能にするための県の補助事業に申請して認められたものです。
- 22日、県庁を訪れた平岡市長は、山下知事に施設の概要や移転計画の経緯などを説明しました。
- 移転が実現すると、住民は近くを通るトンネルを抜けて避難できるようになり、土砂災害に遭遇するリスクも軽減されるといいます。
- 五條市 平岡市長
- 「市民の安全を守るというのは行政の務めでありますけれども、なかなか(費用など)厳しいところもありましたが、今回の補助制度によって、市としても(移転計画を)しっかり取り組んでいくことになったかなと思います。」
