2カ月連続2024年上回る 県内企業倒産 増加基調続く
2025.09.11 18:31
- 8月倒産した県内企業は、2カ月連続で2024年の同じ月より多く、増加基調が続いていることがわかりました。

- 民間の信用調査会社、東京商工リサーチ奈良支店によりますと8月、1000万円以上の負債を抱えて倒産した県内企業は13件で、2カ月連続で2024年の同じ月を上回りました。倒産件数が2ケタになるのは、2025年3回目です。
- 一方、負債総額は3億3500万円で、3カ月ぶりに2024年の同じ月を下回りました。負債額1000万円以上5000万円未満の小口の倒産がほとんどを占めています。

- 東京商工リサーチ奈良支店は「県内では、一部に万博の恩恵なども見られるが、物価高や人件費高騰などの影響で、倒産件数は高水準になっている。11月には過去最大幅となる最低賃金の引き上げなどもあり、対応できない小規模・零細企業中心に、今後も倒産件数は多くなるだろう」としています。
