県立橿原考古学研究所附属博物館 パネル展 英国サットン・フー船葬墓と藤ノ木古墳
2025.12.24 18:47
- 橿原市にある謎の巨石「益田岩船」付近にある沼山古墳から渡来人を考察する展示が、歴史に憩う橿原市博物館で開かれています。

- 日本書紀には、渡来系の人を飛鳥の檜隈に住まわせたと記述がありほど近い貝吹山周辺には、渡来系有力者の古墳が多く見られます。
- そのうちの1つが沼山古墳。6世紀後半に築かれた直径18メートルの円墳でドーム状の横穴式石室とミニチュア炊飯具などの副葬品から被葬者は、渡来系の人物だと考えられています。古墳時代、渡来人は、須恵器の焼き方や馬の飼育、鉄器の生産などの技術を伝え飛鳥の発展に大いに貢献したといいます。

- また、飛鳥を一望できる丘陵にある益田岩船は、作りかけて失敗し放棄された古墳の横口式石郭だという説もあり棺を納める部屋が2室あるのが牽牛子塚古墳と共通するといいます。
- 特別展は2026年2月15日まで開かれています。
