特殊詐欺被害 過去最悪ペース 若い世代の被害が急増
2025.06.13 18:05
- 若い世代の特殊詐欺の被害が急増しています。警察では、特殊詐欺のターゲットは高齢者だけではないと注意を呼びかけています。

- 警察によりますと2025年に入って5月末までに県内で確認された特殊詐欺の件数は、2024年の同じ時期より38件多い135件でした。被害総額は2024年の2倍以上の約8億円にのぼり件数、被害額ともに過去最悪を記録した2024年を上回るペースです。特に若い世代の被害者が急速に増えておりこれまでごく少数だった20歳代や30歳代へも拡大しています。

- 若い世代に被害が広がった背景として警察は、犯人から接触する手口に固定電話だけでなく携帯電話が増えていることを挙げています。固定電話は高齢者が受けることが多いのに対し、携帯電話はあらゆる世代が使用するためターゲットが広がったと見られています。
- 警察では「高齢者より若い人のほうが特殊詐欺の手口を知らないことも多い。まず犯人からの電話に出ないことが大切で非通知の電話や国際電話を規制するアプリやサービスを利用してほしいと呼びかけています。
