安倍元総理銃撃事件 第4回公判 警察官が証言「他の聴衆にも当たった可能性」
2025.11.04 18:09
- 安倍元総理銃撃事件で殺人などの罪に問われている山上徹也被告の第4回公判が開かれました。4日も検察側の証人尋問が行われ、捜査した警察官が「他の聴衆も被弾した可能性がある」と危険性を証言しました。

- 起訴状で山上徹也被告(45歳)は殺人など5つの罪に問われていて、初公判で起訴内容を認めています。
- 裁判では被告の量刑や銃刀法など法律上の解釈が争点となっています。4日は検察側の証人として弾丸の軌道などを捜査した警察官が証言しました。警察官は山上被告の銃からは2回の発砲であわせて12個の弾丸が発射されたと説明しました。
- そして、安倍元総理が当時着ていた衣服に開いた穴などから弾丸が当たったのは2回目の発砲時で、左肩、胸につけている議員バッジにそれぞれ1発当たるなど、あわせて5発から6発の弾丸が当たったと考えられると述べました。
- また現場の映像やドライブレコーダーなどには安倍元総理が演説していた台の後方にいた自民党関係者の頭髪が銃撃時に跳ね上がる様子が映っていて、「通行人が多数いるなかで、場合によっては他の方々も被弾していた可能性がある」と述べました。
- 裁判は5日も引き続き検察側の証人尋問が行われる予定です。
