徘徊対策に番号で本人を識別 橿原市「見守り安心シール」配布へ
2025.08.28 18:40
- 認知症などにより徘徊した人のすみやかな特定に役立てようと、橿原市では9月から、番号で本人の識別ができるシールを配布します。

- これは、28日の市長定例会見で発表されたものです。橿原市ではこれまで、関係機関とともに認知症の人を支援するネットワークを整えており、登録の際に、個人ごとに番号を割りあてているといいます。
- 9月から配られるシールには、その番号が印刷されており、よく着る服やカバンなどに貼りつけておくと、徘徊して保護された際、すみやかに本人確認ができるというものです。
- 現状は、徘徊する恐れのある人には名前や住所、電話番号を書いた服を着てもらっているといい、家族から「個人情報が丸わかりで不安だ」という声が市に寄せられていました。

- 橿原市では、こうした不安を解消するため、番号で本人の識別ができるシールを導入するもので、徘徊が疑われる人を見かけた際には、記載された番号を警察や市に連絡して欲しいとしています。
