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奈良のニュース
飛鳥資料館 秋期特別展「古代技術の精華―飛鳥池工房―」
2025.11.04 17:32

 飛鳥時代の最先端の工房跡・飛鳥池遺跡の出土品にスポットをあてた特別展が飛鳥資料館で始まります。


 特別展は、飛鳥資料館の開館50周年と、飛鳥池遺跡から出土した多彩な遺物が、今年9月に、国の重要文化財に指定されたことを記念するものです。

 飛鳥池遺跡は7世紀後半を中心に営まれた当時最先端の工房で、金銀やガラスなどを用いた膨大な遺物が見つかりました。

 1998年の発掘調査では、未完成の富本銭と鋳型などが多数出土しこの場所で鋳造していたことが明らかになりました。文字が書かれた木の板「木簡」や土の層の年代から日本最初の鋳造貨幣として教科書を書き換える発見と注目されました。

 また様々な金や銀の製品も出土しており、金の糸は薄い金の板を、らせん状にねじ曲げて作られていて当時の加工技術の高さがうかがえます。

 秋期特別展は11月5日から12月14日まで開かれています。